Ryan

チェイシング/追跡のRyanのレビュー・感想・評価

チェイシング/追跡(2008年製作の映画)
3.2
ラッセルクロウが邪魔


ストーリー
ニューヨーク州郊外。親を殺害した少年エリックは2年の服役を終え出所した。事件の担当刑事クリストフオロは、エリックが2人の少女殺害事件に関与しているのではと疑っている。


主演 ラッセルクロウ



思ったより悪くない。
日本のパケ写が問題でアクション系ではなく、どちらかと言うと暗く重め、色々と粗末な文学的作品。

内容自体に粗はあるが、それでも楽しめた。
ラッセルクロウのキャラクターが意味不明で、ただただストーカー。
1番やばいのはラッセルクロウで間違いなし。
アメリカの小児性愛者とか親からの性的虐待などがこんなに身近に山ほど存在しているんだよという見せ方が若干粗末だったかなー。
見せすぎの割に隠そうというそぶりが無く、それがこの映画の悪いところ。演出の力量不足。

この映画をルカグァダニーノが獲ればボーンズアンドオール的になり、オリバーストーンが撮るとナチュラルボーンキラーズみたいになり、アカデミー賞に行けるのではないだろうか?
共依存的な内容と大胆なロードムービーは様々な映画を連想させる。

16歳の合衆国のようにアメリカらしい昔ながらの風景とフィルムぽい画がとても好きだったかな。

思ったより悪くないけどキャラクターの設定ミスや配役のミス、演出のミスが鼻についたイメージ。
Ryan

Ryan