映画猫

運命の逆転の映画猫のレビュー・感想・評価

運命の逆転(1990年製作の映画)
3.0
2022-157

原作未読且つ、事件も初めて知った
他の裁判を題材にしてる作品よりも裁判の当日までの準備にフォーカスしている作品
アラン・ダーショウィッツの著書だけでなく、実際の公判記録を基にしていると言うのも面白い
インシュリンの冗談は無実か有罪かで全然印象が違うけど、どちらにしてもクラウスに言われるのは聞き手としては笑えない
最初はクラウスの有罪に疑問を抱かなかったけれど、サニーの事を知っていくうちにそれだけでは無いのかも知れないと思えてくる
それが実際の事件当時に過剰報道で世論がクラウスのモデルになった人の有罪を信じていた状態から、次第に変わっていったというその変化が、自分の中の考えの変化と重なる
サニーのモデルになったマーサさんが2008年に28年の植物状態の末76歳で亡くなって、クラウスさんも2019年に92歳で亡くなっているけど、これからも2人は裁判に関わる人を中心に多くの人に忘れられる事はないと思う
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