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王様と私のmemoのレビュー・感想・評価

王様と私(1999年製作の映画)
3.3
タイの国王とイギリスから来た家庭教師の身分違い/文化や価値観の違いを乗り越えて心を通わせていく様子を描いたミュージカルのアニメ映画。すきま時間に軽い気持ちで鑑賞。『サウンド・オブ・ミュージック』を思い出す。絵柄もだけど、ヒロイン、悪役、動物たちなどのキャラクターの存在も、ディズニー映画っぽい。いい国をつくる、そのために考え方を見直す、若い者の意見を受け入れる、文化や考え方の違うお互いの存在を認め合う。シンプルでよいメッセージ。ただ心の底からは楽しめなくて、アジアの国に西洋人がやって来て国のあり方や人々の考え方を改めるように「教育」するという物語の構図そのものや、キャラクターの描き方にはモヤモヤした。悪役の下っ端のキャラクターも悪いことしてもしてなくても散々な目に遭いすぎててとにかく可哀想だった。歯にものすごく気を遣ってる(糸ようじを念入りにして歯がピカピカでうれしそう、でもドジしまくって歯が折れまくる)んだけど、なんでこういうキャラクターにしたんだろう…?タイの人って歯に命かけてるみたいなステレオタイプがあるの…?20年以上前の作品だし今の価値観で見てると違和感が邪魔してすんなり入り込めなかった。実写版のほうが有名みたいなのでそちらもいつかは見たい。
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