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タトゥーのNNNのレビュー・感想・評価

タトゥー(2001年製作の映画)
3.6
サイコスリラーに相応しい顔(血が通ってないような肌の白さ。どこかしら精神病質そうな雰囲気)という観点で選ばれた主役なんでしょうけど、「若き日のクリストファー・ウォーケンやらキリアン・マーフィーくらいのスターが演じてくれていたら、もっと評価された作品だったろうに」と思いながらの鑑賞です(ラストまでいったら「そういうことか」といくらか納得感もありましたが)。

裸の女が歩いている→何ショットか積み重ねて→ズトン!!というOP演出の安っぽさに首を傾げつつも、割らずにカメラがゆっくり移動していって車の燃え盛る様子を捉えるあたり、一味違うなという感触もあり。あそこで割っていたら "その程度の映画"(=無数に存在するホラー映画的前日譚の類型)という評価になっていたかもしれない。ぎりぎり紙一重の線を越えていく力よ。
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