◆あらすじ◆
ギボンズの率いる国の秘密基地が謎の集団に襲撃されて壊滅状態に陥る。逃げ延びたギボンズは元部下で囚人のダリアスを脱獄させて彼をエージェント「トリプルX」に任命する。ダリアスは軍人時代に因縁のある国防長官のデッカードの動きに危険を察知し、行動を開始する。
◆感想◆
前作「トリプルX」（2002年アメリカ製作）の続編となりますが、前作を観ていなくても十分に楽しめると思います。
あらたなトリプルXになった元軍人で囚人のダリアス（アイス・キューブ）が繰り広げるアクション作品となっており、ダリアスとギボンズ（サミュエル・L・ジャクソン）そしてデッカード（ウィレム・デフォー）の行動が物語を動かすカギとなっています。
ダリアスはふとマッチョな体型でお世辞にも切れのあるアクションとは言い難いですが、元軍人という設定から戦車を動かし、敵を破壊したり、自動車で線路を爆走して列車に突っ込むなど乗り物のアクションで楽しめるようになっています。いわゆるワルっぽい風貌ながら基本的に生真面目で、粛々とミッションをこなす感じが地味に感じて、もう少し個性が欲しい気がしました。
ダリアスの元上官で国家情報機関の指揮官のギボンズは、サミュエル・L・ジャクソンが演じることもあって、クレバーかつ癖のあるキャラクターになっていて、彼の存在がストーリーの面白さを引き出しているように感じました。
そして、国防長官のデッカードの計算高く、それでいて自己本位の考え方がとても面白かったです。
アクション作品として普通に面白かったと思います。自動車やボート、戦車などのアクションシーンが好きな方にお勧めです。
鑑賞日：2023年8月13日
鑑賞方法：DVD
