裕福な家柄の出でありながら自殺願望に取り憑かれている美しい青年シャルルは、政治集会や教会の討論会に顔を出しても違和感を抱くだけで何も解決しない。環境破壊を危惧する生態学者の友人ミシェルや、シャルルに寄り添おうとするふたりの女性、アルベルトとエドヴィージュらと同じ時間を共有しても死への誘惑を断ち切ることができない。冤罪で警察に連行されたシャルルは一層虚無にとりつかれ、やがて銃を手にする・・・・・・。環境破壊が進み、社会通念が激変しつつある中で、当時のニュース映像などを挟みながらひとりの若者の死を見つめる終末論的な作品。ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員特別賞)受賞。
初夏のオフィス街を、大学生の秋山俊夫(川津祐介)は高級乗用車を走らせていた。同乗している北島淳(津川雅彦)、森下(山下洵一郎)、藤枝(林洋介)もみな大学四年生だ。彼らは銀行帰りの郁子(高千…
>>続きを読むトラーは、ニューヨーク州北部の小さな教会「ファースト・リフォームド」の牧師。ある日、トラーはミサに来た若い女性メアリーから、環境活動家の夫マイケルが思い悩んでいるので相談に乗ってほしいと頼…
>>続きを読む映画製作に没頭する象一は、友人の「あいつ」が何かを撮影しながら飛び降りるという幻想に憑りつかれ、しまいには恋人の泰子までも「あいつ」の恋人と思い込んでしまう。泰子は仕方なく「あいつ」の恋人…
>>続きを読むアルジェリアがフランスの植民地支配から脱しようとして戦ったアルジェリア戦争の時代。中立国のスイス・ジュネーブには各国の諜報員が暗躍していた。表向きはカメラマン、実はスパイのブリュノは、魅力…
>>続きを読むとある都会の片隅に立つ娼婦リリーは、その繊細な性格から仲間内では浮いた存在。家に帰ればヒモ男ラウールに金をせびられる日々。そんなある日リリーは闇社会の大物であるユダヤ人に見初められるが、次…
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