リュック・ベンソン曰く、この映画は「ここ三十年のフランスで一番人気のあるコメディ映画」なんだそうな。フランスでは特に有名?そうなの?本当に?
『サンタクロースはゲス野郎』
このサンタクロース、ゲス野郎の名に恥じないくらいの立派なゲスでした。看板に偽り無し。極めてました。ゲスを。
最初、ぜんぜん馴染めなくてね。オロオロしちゃいました。激太眉毛の人が出てきた辺りから楽しみ方が分かってきたような、ますます分からなくなったような、そんな気がしました。
フランスの「命の電話」にはかけない方がいい。
絶対に。
死んじゃう
一人残らず死んじゃう
特にテレーズがヤバい
エレベーターのくだり、最初はクスりとしながら観てたけど、だんだん危険な展開になった時には血の気が引きました。
あれ?
これ、マズイんじゃないの?
死んじゃうよね
マズイマズイマズイ
死ぬって!
これすごいシーンになっちゃうってーーー!!
(/o\)
クセがすごい
特に激太眉毛の人、ヤバい
この映画、まったく品が無いけど最後の最後にはハートウォーミングなクリスマスをお届けしてくれる、そんなフランス流のちょっぴりビターなブラックコメディを想像していました。
ぜんぜん違うの
出てくる人が、どいつもこいつもみんなひどい目に合っちゃう。確かに笑えるところもありますが、どちらかと言うとドン引きする方が多かったかな。クリスマスプレゼントとか、ここ30年で観た映画の中で一番ひどいプレゼントだったなあ。
後になって電車の中で一人冷静に思い返すと吹いちゃうような、そんな映画です。
居酒屋で串焼きの盛合せを頼んだら、ししとうがついてきたりするじゃないですか。ほとんどのやつは辛くないんだけど、あの中に一本くらいすんごい辛いやつありますよね。意図せずあれを食べちゃった感じ。火を吹くぐらい辛い。もうずっと辛い。誰かタスケテ。そんな後味でした。