Haruki

青いガーディニア/ブルー・ガーディニアのHarukiのレビュー・感想・評価

4.1
記憶はおぼろげながらも、殺人を犯したと思った女性の姿を描いたサスペンス作品。

フリッツ・ラング監督らしいスタイリッシュで小気味良い演出。

ウィットに富んだセリフによって綴られるミステリーの佳作。
ラストまで終始おしゃれでかっこいい。

謎解き部分はある種禁じ手の一つではあるが、それまでのキャラクター描写が丁寧でドラマ性が高いので、ミステリー要素の残念度はあまり気にならない。

アン・バクスターは『イヴの総て』とはまた違った魅力を出しているし、『3人の妻への手紙』が素晴らしかったアン・サザーンもさすがの魅力。

ナット・キング・コールのシーンは少し贅沢な気分にさせてくれる。
Haruki

Haruki