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拘禁 囚われし宿命の女のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

拘禁 囚われし宿命の女(2010年製作の映画)
2.8
原題は失認症の意味。
高次脳機能障害のひとつで視覚、聴覚など感覚異常や半側空間無視等があり。

ヒロインのホアナは幼い頃に脳炎を患って以来の失認症。そんな彼女をレンズ会社の社長である父は大切に育ててきたけれど、ある日突然死を迎えてしまう。
競合会社は、彼の開発した最新鋭標準レンズの設計図を奪うためいろいろ画策するが上手くゆかず、ホアナの婚約者カルロスにそっくりな男ビセンテを使いある手段に出た…というスペイン産サスペンス+恋愛物。

産業スパイがターゲットに惚れちゃうという基本はオーソドックスなやつ。

ただ相手は顔を視認できないので、婚約者と偽って騙すんだけど、ほぼ一目惚れで惚れちゃってるので恋情が堪らず一線超え…箱入り娘に手を出したらあかん…バレて責められるのはホアナなんだぞ…ともやもや。

何だかんだで、本物の婚約者カルロスの元に戻されたホアナだけどいざカルロスと合体したらこの間のと「何か違う」と察し。


失認症を上手く使ったプロットだけど、刺さる部分が無かったなあ。

サスペンス要素として産業スパイ、アナキスト、黒幕等出てきますが、どっちかというと恋愛寄りです。

どこをどうやってもハッピーエンドにならない恋愛なので結末には納得なんですが。
何かすっきりしない…。

ちょっとだけ、おっぱいあります。美乳。