2000

戦場からの脱出の2000のネタバレレビュー・内容・結末

戦場からの脱出(2006年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

一人で脱走に燃えてるし我が道行き過ぎて、自分のペースに巻き込むパワーとエネルギーがモーレツで凄い。
終盤の称賛がベタ過ぎで夢かと心配しちゃった。ただこの異様な高揚や冒頭からヘラヘラした緊張感の無さこそ正に一視点から見た、それなりに快感もある戦争の現実だなって感じ。只中におかれている間はその倫理が常識であり、異様だなんて思わないし、適応する為に倫理をドブに捨て美徳や楽しさを見出す。映画の空気感が終始微妙に前向きで上手く戦争の、戦闘した人間の華々しさを魅せるのやべー。
歴史的に大衆の道徳基準は情勢次第で常に簡単に作り変わっているというのが分かって怖い。
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