アラン・ドロンの不敵な笑みをスクリーンで観れるとは、最高の映画体験だった。映画館内に何度もアレンジを変えて流れる同じメロディが、これまた良くて虜になる。
大きな動きはないんだけど、カメラワークへのこだわりがすごくわかる。おお、そこでそのショットを挟むか!ってのもあって、淡々と進んでいるようで、異様で不思議な空気感を醸し出していた。
ジャン・ギャバンは渋すぎるし、アラン・ドロンはハンサム絶頂期だし、カメラワークや演出へのこだわりは十二分だし、視覚的な味わいが深い作品。
帰省した際にロイヤル劇場で観たんだけど、スクリーンが結構大きくて、映画館で観れて本当に良かった。