tosyam

人喰いネズミの島/キラー・シュルーのtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

さすが長年カルトb級sfホラーとしていたるところでレジェンドあつかいされてきた作品だけのことはある。芯のつよさをかんじた。低予算のショボさがシブさにまで熟成されているフィルムノワールといってよい。急造ドラム缶水陸両用人力装甲車での脱出シーンなど抽象アートフィルムのようなうつくしさ。群像劇密室劇としてのテイもしっかりなしている。同時にナイトオブザリビングデッドにおとらない政治学的ゾンビ映画といってよい思想的ふかさもゆうしていて。ウルトラ1/8計画が光線ではなく本作のようなまた五郎とゴローのような薬物的設定だったらどんなにか不気味で胸糞な作品になっていただろうかと想像し戦慄した。
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