manac

素敵な人生のはじめ方のmanacのレビュー・感想・評価

素敵な人生のはじめ方(2006年製作の映画)
3.0
あらすじ
4年ほど演技から遠ざかっていた俳優が役作りの為に寂れたスーパーに赴き店員を観察する。
スーパーのレジ係のスカーレットはレジ係から脱却するために建設会社の採用面接を受ける予定なのだが、ひょんなことから俳優が同行することになり。

モーガン・フリーマンが役名もない俳優の役をやってる。
派手な演出もなく、ドラマチックな展開もなく淡々と進んでいくので全体的に非常に地味。劇場公開されなかったのも納得だが、物語は非常に良い。
結婚生活や仕事に対してネガティブになっているスカーレットを役者がそっと背中を押してくれる物語。肩肘張らずに明日も頑張ろうと思わせてくれる。

モーガン・フリーマンが車磨いたり、スーパーで買い物したりする姿が見られるのがレアかなってくらいで映画としては映像的に物足りないし、俳優がスーパーに置いてけぼりされる経緯や、面接まで一体何時間余裕あるんだよ等の突っ込みどころがないわけではないが、そんなことは全く気にならなかった。
ユルイ音楽も物語と合っていた。


エンドロールは最後までちゃんと観た方が良い。
manac

manac