SFオムニバス作品。
人の凶悪な心を呼び覚ます力を持った、緑の玉をめぐるストーリー。
原作はアメコミ雑誌の"HEAVY METAL"。
この雑誌名が音楽ジャンルの「ヘヴィメタル」の元になったと言われてる。
確かに、昔のメタルのジャケットはこの作品みたいにSFとファンタジーが融合したようなものが多いと思う。
そういう部分もあってか、ブラックサバスやチープトリックの楽曲を使ってはいるんだけど…ちょっとしたファンサービス程度。
ゴリゴリのメタルが終始流れているような作品ではない。
脚本は、時代を考慮してもちょっと残念なものが多いかな。
基本的には原作に合わせたストーリーや世界観なんだと思うけど、やっぱ当時のアメコミってこんなもんだよな、という感想。
逆にこういうバックグラウンドを知らないと、訳わからんストーリーの寄せ集めって感想になるかも。
無駄にセクシーシーンが多いのも原作の影響とはいえ、しつこすぎて笑えてくる。
個人的にはタクシー運転手のエピソードが好き。
これは普通に単独作品にできると思う。
