網走刑務所出身の男の任侠を描いた「新網走番外地」シリーズの3作目で、「番外地」シリーズ通算13作目。
高倉健が主演、山本麟一、谷隼人、水島道太郎らが共演、下沢広之が子役を、星由里子がヒロインを演じる。
極寒の吹雪の中、馬橇に乗った子（下沢広之）連れの男（高倉健）が食堂に入ってくる。
些細なことがきっかけで客と喧嘩になるが、その勝負の決着は馬橇競技でつけることになる。
男は競技には勝つが橇をひいた愛馬のタローは心臓まひで死んでしまう。
一方、男は足に障害を持つ子供を東京の病院で診てもらうために、治療費を稼ぐため、漁の独占を目論む田丸組の船で働くことになるが…
”零下30度の寒風突いて 激突する 男と男 男の意地が 爆発する”
南国の暖かい四国を舞台にした軽いノリの前作から、再び渋い健さんが、吹雪の舞う極寒の大地・北海道に帰ってきた。
オホーツクの荒れ狂う海で、冷たい海水を浴びながら、船上の男たちの絆が熱いです。
”真田広之”が子役として”下沢広之”の芸名で出演しているので注目です。
高倉健が小さな漁港を舞台に理不尽に耐えて耐えてまた耐えて、最後に爆発します。
クライマックスはお決まり通り、健さんがドスを携えて怒りの殴り込みで決めてくれます。
そして”ひとりぼっちのはぐれどり”が汽車で向かう先は果たして？
2023.1 BS12で鑑賞
