志麻凛

ゾンビの怒りの志麻凛のレビュー・感想・評価

ゾンビの怒り(1973年製作の映画)
3.3
『ゾンビ』を増やす作品かと思ったら〜、
『信者』を増やす作品でした〜。
チクショー!

コウメ太夫風の曲が視聴後に頭で流れました。ゾンビ映画ではなく、完全にカルト映画。この感覚は『デビルシャーク』を見た時に、サメ映画を見ているかと思ったら、謎のオカルトを見せられていたものに似ています。この気持ちは、ミスティックシールドで跳ね返したいです。(ウィジャシャークネタすみません)

さてさて、前置きはここまでにして内容

今作のゾンビ(?)は、コウメ太夫のように顔が白くなっています。その白顔で、生身の人間の首を切っていく。その姿を見ると『テリファー』を思い出し、それと共にポスターの「ギコギコしちゃうぞ♪」も思い出してしまい、自然と笑みを零してしまいました。

呪術を用いて追い詰めていく展開には面白さがあります。その面白さに興味津々でした。また、死人を蘇らせて、ゾンビとして仲間に引き入れる。そこでの扱いようが実に狂気でありました。アニメ2期が決定している『呪術廻戦』でも同じような事があり、真人が人の魂を思うがままに変える所。

このような死人を自分のやりたいように服従させる所に、今まで持つことが無かった厨二心をくすぐります。そのような展開が視聴していて楽しかったです!B級作品の中では好きな方になりました。
志麻凛

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