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ザ・ホールのBGのレビュー・感想・評価

ザ・ホール(2009年製作の映画)
3.9
「グレムリン」のジョー・ダンテ監督によるファンタジースリラー。言うなれば、ホラーテイストのジュブナイルものだ。こじんまりとしたスケールだけど、その分まとまって良くできたお話でした!怖くはないけどね。世にも奇妙な物語と言うか、アウターゾーンと言うか。この手の雰囲気が好きな人は、楽しめるんじゃないかな。これは良い掘り出し物。テイストがマイルドなんで、ホラーとかが苦手な人も楽しめると思いますよ!

ま、そんなことは全てどーでも良くて。俺が本作を観たかった崇高な目的はただ1つ。初々しいヘイリー・ベネットちゃんを愛でる。これである!! 他はもう全てどーでもいい!!!! 初ヒロイン作品だしね。ファン必見の作品だ。ヘイリー・ベネットって誰?という不届き者のために説明しとくと、「マグニフィセント7」で最もマグニフィセントだった、たゆんたゆんの彼女である。私BGのペロペロしたい俳優四天王の一人である。
ツインテールのヘイリーちゃん。サングラス姿のヘイリーちゃん。タンクトップ&ホットパンツのヘイリーちゃん。ベッドから転げ落ちるヘイリーちゃん。ビキニ姿で平泳ぎするヘイリーちゅわ~ん。ああ、ヘイリーちゃん、ヘイリーちゃん。
アレだ。演出とかストーリーとか、演技とか音楽とか、テーマとかメッセージとか、心底どーでもいいよネっ☆
でも、凄い美人って訳じゃないのに、何でこんなに魅力的なんだろう。不思議。もう何が怖いって、ヘイリー・ベネットの魅力が怖い。そして、これを書いてる俺が何より怖い。

で、本作。ヘイリーちゃんの魅力を解さない、世界の真理に逆らう無粋で野暮で愚盲な諸兄のために作品についても書いておこう。仕方ねえなぁ。

引っ越してきたら床下に謎の穴があってって話(雑な説明)。そんなことより、お隣さんがヘイリーちゃんってことの方が大問題なんだけど、それは置いといて(読書しながらチラ見する姿があざと可愛いくて、しかもスラリと伸びたナマ足がセクシーすぎ)。その穴は、覗き見た者の恐怖を映し出し、襲ってくる邪悪なモノだったのです!たぶん。ちょっと他の事に気を取られてて、確かではありませんが。

思春期における少年が、イニシエーション的に内なる恐怖を乗り越える。ピエロも出るし、キングの「IT」への目配せは明らかな作品でもある訳だけど、そこにドロドロとしたエグみはない。どこか爽やかで健全。作品内のテンションが、子供達だけのひと夏の不思議体験感に統一されていて、コレはコレで大いにアリだと思う。むしろ大好き!

クライマックスも歪で不思議な空間に囚われるのだけど、この世界観も"子供"の恐怖の原風景という風合いがバッチリである!見事に回収される伏線も物語の完成度を後押しする。主人公の成長を家族との関係性でサラッと表現するところも実にスマートだ。

ホラーとしては物足りないし、ダークファンタジーとしては幼稚ぎる。しかし、それは作品自体が稚拙な訳では決してなく、ホラー風ジュブナイルというジャンルに我々が不慣れなだけではないだろうか。本作、さらにジョー・ダンテと言う監督の評価と知名度がイマイチ低いのは、そう言う点にもあると思うのだよ。ワタクシは。
夏休みに気軽に楽しめるオススメの良作!そして、これが一番重要なことなのだが、ヘイリーちゃん最高ッ!!!!!!
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