YasuhitoArai

最後のサムライ/ザ・チャレンジのYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

3.2
ジョン・フランケンハイマー監督作品。
脚本ジョン・セイルズ、音楽ジェリー・ゴールドスミス。
スコット・グレン演じるリックは、ロサンゼルスで暮らしていたが、ある日本人の男に日本刀を京都に持ち運ぶのを手伝ってほしいと言われる。日本に着いたリックは、その日本刀を巡る抗争に巻き込まれ・・・という話。

日本が舞台。ほどほどの低クオリティに微笑ましい気持ちで見られた。京都が舞台という設定なのに、築地市場や浅草仲見世通りで撮影されている。築地市場を逃げる際に、魚、魚、魚という細かいショットを繋ぐ編集や、浅草仲見世の祭りを明らかにゲリラ撮影していて、しかも店の屋上からスナイパーが狙っているというのが笑えた。

クライマックスは、老体の三船敏郎が和服姿で刀と弓を持って、一人敵の本部の会社に乗り込み、そしてスコット・グレンがシャツとジーンズ、背中に日本刀、サブマシンガンを持って、それをサポートするという状態。敵の本部は国立京都会館。三船が手裏剣投げたり、まきびし蒔いたり、もう何でもあり。最後のスコット・グレンと敵を演じる中村敦夫の闘いも、最初は刀で闘っていたのが、素手、ホチキス、電気ケーブルの電気ショックと何でもあり。最後のトドメの仕方に驚愕した。
ところどころ血の出方や、首がはねられたり、皮膚の損壊の仕方がホラー映画的。

ツッコミどころ多くて書ききれない。
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