ヨシダ

アウトフォックス 〜イラク戦争を導いたプロパガンダTV〜のヨシダのレビュー・感想・評価

3.2
以下↓ウィキペディア(Wikipedia)から転載

【アル・ゴア敗北についての推測】

アメリカのテレビ会社FOXニュースを解雇されたニュース・リポーターなどが集まり2004年に制作したドキュメンタリー映画である『アウトフォックス』の中で、マスメディアが2000年アメリカ合衆国大統領選挙において情報操作を行った事実とその結果が語られている。

内容はFOXニュースがフロリダの選挙結果が出る前に「ジョージ・W・ブッシュ当選確実」の速報を出してしまった事が、ゴア候補の敗北に繋がったというものである。ビデオでは「当確」の背景に父親のジョージ・H・W・ブッシュ元大統領とFOXニュースの経営陣、大株主達の関係がレポートされ、その事実に迫っている。

他のマスメディアには確信出来る情報が無かったが、情報・ニュースの遅れを気遣うあまりFOXニュースに追従した。これについても他のテレビ局で大統領選挙の報道に関わったリポーターにインタビューしている。しかし、告発ビデオを制作したリポーターは他の放送局も敬遠し、業界から排除されたため信憑性に疑問も残る。

よく見られる一般的な分析ではジョージ・W・ブッシュとの公開ディベートにおいて政策面で、はるかに実力のあるゴアがブッシュを徹底的に負かしたことで、その勝ち誇った姿が逆にゴアに対して悪い印象を与えてしまったとされている。しかしこれも得票数ではゴアがわずかに上回っていることから、決定的な要素とは言い難く、要するにそれほどの接戦だったのである。

【マイケル・ムーアのジョージ・ウォーカー・ブッシュへの批判】

2000年アメリカ合衆国大統領選挙では、アメリカ緑の党のラルフ・ネーダー候補を支援。しかし、共和党・ブッシュと、民主党・ゴアの接戦が伝えられると、反共和党の立場から「絶対にブッシュを当選させてはならない」と、接戦州ではゴアに得票を集中させるよう訴えた。結果はブッシュの勝利に終わったが、民主党支持者の多いアフリカ系アメリカ人などの社会的少数者を投票から閉め出したり、無効の可能性の高い海外不在者投票(主に軍人で共和党支持者が多い)が有効扱いされるなど数々の不正があったと、ムーアは主張した。

また、ブッシュ優位ながら僅差のため再集計にもつれ込んだフロリダ州では、再集計でゴア逆転の目が出てきたものの、合衆国最高裁判所(共和党政権任命判事が多数)により再集計が差し止められ、ブッシュの当選が決まった。こうした経緯からムーアはブッシュをアメリカ合衆国大統領と認めず、「Bush, Governor of Texas(ブッシュテキサス州知事、ブッシュの前職)」と呼び、大統領の座を盗んだ「泥棒の頭目(指導者を意味し、大統領を指すこともある"chief"と、泥棒を意味する"thief"を掛けている)」と強く批判した。

補足【ウィキペディアなので信憑性は薄い】
ヨシダ

ヨシダ