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プリンセス トヨトミのoden8のレビュー・感想・評価

プリンセス トヨトミ(2011年製作の映画)
3.8
あなたが受け継いでいるものは?

何故か好きな作品。
今回の鑑賞で4回目かな。
今までは、好きやのに…どこが好きなんかイマイチ明確じゃなかった。

分かりやすい点からやと。
舞台が大阪という関西人にとって身近な存在。

歴史と秘密結社の様な独立国家というミステリー。こちらはややクオリティーに疑問ではあるけど。"どうなってんの"というワクワクさんな雰囲気が大好き。

綾瀬はるかさんの食べっぷり。
堤様はアイス大好き。僕もアイスが大好き。

俳優陣が良き良き。これが1番大きいよね。
堤様の掴み所がない感情抑えめのクールな演技。
綾瀬さんは、物語の緩和剤。岡田将生さんはビジュアル担当。中井貴一さんは対抗馬。
割と皆さん、それぞれのクセをセーブしながらも各々方の魅力が光ってる演技と配役。

コメディ、ミステリー、ドラマのバランス感覚がナチュラル。作品全体の印象で言うと整い過ぎてて、パンチ力に欠ける気がするけど。
それ故にメッセージは素晴らしいし共感MAXやのに、響き方がやんわり。

"世の中で1番難しいのは、自分に正直に生きることや"
by  大阪国総理大臣 真田幸一
なんかも、共感できて心に刺さるけど…展開のプロセスがあっさり描写の為に深みを感じる程ではない。
絶妙な刺さり具合いが、この作品から重くなり過ぎすに気軽な感動と程よい高揚感が得られる。

たこ焼き感覚の作品。おやつでもメインでも楽しめるそんな感じ。

原作未読
cast(役者·キャラ) 5
story(物語) 4 
architecture(構成) 3.5
Picture(画) 3.5
acoustic (音) 3
22-182
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