きんぼう

地球へ2千万マイルのきんぼうのレビュー・感想・評価

地球へ2千万マイル(1957年製作の映画)
4.0
ハリーハウゼンの特撮が素晴らしいアメリカ産の怪獣映画

金星からやってきた怪獣イーマが人間にひたすらいじめられる可哀想なおはなし

「キングコング」とほとんど同じストーリーってよく言われる作品だけども
このイーマくんはコングと違い髑髏島みたいなイキり散らかしてた故郷が無く、地球で生まれて地球でいじめられ地球で死んでしまうとても可哀想なストーリーになってました。

劇中では積極的に人を殺したり、建物を破壊したりしてはいないし、ヒロインからやたら「脅えている」って言われてる臆病な性格な怪獣なのに
バカ人間がオリに閉じ込めたり、ピッチフォークで突いたり、実験したり、象さんをけしかけたり、火炎放射を浴びせたりめちゃくちゃ気の毒

この時代の怪獣映画にしては珍しくイーマくんが出ずっぱりでハリーハウゼンの素晴らしい特撮を堪能出来るし
クライマックスの象さんとのタイマンもクオリティ高いんだけども
あまりにも人間がクソ過ぎて胸糞悪い

イーマくんが大暴れして人類が滅ぶリメイクを作ってください
きんぼう

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