Toineの感想文

恐怖の影のToineの感想文のネタバレレビュー・内容・結末

恐怖の影(1971年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

【ソンドラ・ロックさんがドハマり役で優勝でした】
以前鑑賞した「サマーキャンプ・インフェルノ(1983)」と「笑う窓の家(1976)」の元ネタとしか思えない男の娘どんでん返しオチの元祖。

しかもこちらの作品は女の子として育てられている主人公が多重人格で実は男の子だったという2段オチで落としてくれるので最高でした!

難しいテーマなのでラスト含めしっかり説明できていない印象だったものの、多重人格が世に認知される何十年も前にこちらの作品を撮ったのが素晴らしいと思います。

いや逆に説明が曖昧だからこそ、ただの男の娘オチで終了!はい解決しましたー!ではなく、ん?女性として育てたのは母親だよね。なぜそう育てた?そもそも主人公が性同一性障害だったのかな?とか、多重人格とイマジナリーフレンドが混ざった不思議な感じがする。結局どっちだったの?とか、そういう消化不良な考察が無限にできるコスパの良い良作ホラーだなと感心いたしました。
パチパチ👏