Jeffrey

ルチオ・フルチの 恐怖!黒猫のJeffreyのレビュー・感想・評価

3.0
「恐怖!黒猫」

本作は奇怪と幻想の詩人エドガー・アラン・ポーの世界にマカロニホラーの帝王ルチオ・フルチが挑む残酷編で、この度国内でBD化され久々に鑑賞したが2Kレストアされたニューマスターは最高に美しい。さて、物語はイギリスの小さな村でオカルトを研究する孤独な老人マイルズ。彼は黒猫を操り、完全犯罪としての殺人を試みる。美少女とその恋人、千鳥足の酔っ払い、事件を調査する警部補までもが犠牲者に。村を訪れた女性カメラマンのジルは、頻発する変死の裏にマイルズの暗躍があるとをにらみ、その身辺を探る。邪魔な彼女を罠にかけ、壁に塗り込めて抹殺しようともくろむマイルズだが、徐々に彼自身が猫に操られるようになる…と簡単に説明するとこんな感じで、幻想奇怪幻想文学のアランポーの代表作に、イタリアホラーの巨匠が挑み、業火に包まれて絶叫する女、鉄棒に貫かれる男など様々な残酷な場面が出る作品で、オープニングから大炎上する。
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