アキラナウェイ

キング・アーサーのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

キング・アーサー(2004年製作の映画)
3.5
「アーサー王と円卓の騎士」

死ぬ程耳にしたテーマの筈なのに、実は全然知らない。エクスカリバーって剣の名前だけは知っている(ありがとう!FF!)。これはちゃんと映画でお勉強すべきでしょ、って事で鑑賞。

監督は「イコライザー」シリーズ、「ティアーズ・オブ・ザ・サン」、「トレーニン デイ」のアントワーン・フークア。大好きな監督さん。

肝心のアーサーを演じたクライヴ・オーウェンの顔面だけは苦手だけど、青汁を飲む気分で我慢。

15年にわたる兵役を終え、アーサーと円卓の騎士達は自由になる日を迎えようとしていた。しかし彼らは、ローマ軍の命によりハドリアヌスの城壁の北で暮らすローマ人貴族マリウスの息子アレクトを救出する任務を言い渡される。そこはウォード(ブリトン人の反乱軍)やサクソン軍が迫る危険な地だった—— 。

円卓の騎士達のキャスティング(の一部)が胸熱ッ!!

✠ ランスロット役に、あの超ダサ珍作「ファンタスティック・フォー」のヨアン・グリフィズ。あんまり好きな顔じゃない。

✠ ボーズ役に、「ブラック・ウィドウ」で低音ヴォイスの悪役を演じたレイ・ウィンストン!!

✠ ガラハッド役にドラマ版「ハンニバル」のヒュー・ダンシー。すまん、存じ上げぬ…。

✠ ガウェイン役にジョエル・エドガートン!!「ルーキーズ」の佐藤健みたいなドレッドヘアがカッコ良ス!!

✠ ダゴネット役に「マイティ・ソー」のお髭もじゃもじゃヴォルスタッグを演じたレイ・スティーヴンソン。

✠ トリスタン役に我らのマッツ・ミケルセン!!マッツぅぅぅぅ!!鷹を操る寡黙な男デス。

そもそも主役のクライヴ・オーウェンはチェンジしてもらいたいぐらいだが、ジョエル・エドガートンやマッツ、何せマッツが画面に映える。

その他悪役にステランパパやら、ヒロインには「アバター」っぽく全身青のペイントで戦闘民族風の、お胸がびっくりする程ぺったんこなキーラ・ナイトレイ等。

音楽がいやに壮大だと思えばやはりハンス・ジマー御大。

中世のバトルと言えば、大平原でワーッと。ひたすらワーっとなんだけど、氷河の上での戦いは斬新で見応えアリ。

決死の任務も何とか終え、晴れて自由の身になった後、ローマに対しての疑念を抱き、愛する女性と自らの誇りの為にサクソン軍との戦いに再び身を投じるアーサー。友を救う為に舞い戻る円卓の騎士達。熱い男達の友情!!

何だかんだ言って、かなりの人数規模で魅せる中世の騎士達による騎馬戦は迫力があるし、推しのキャストがいれば楽しめる筈。

エンディングは2パターン存在する…だと?
別バージョンも観てみたいし、評判はイマイチだけどガイ・リッチー版「キング・アーサー」もいつか観てみたい。