お嬢様学校で起きたある事件。
捜査を進めていくうちに明らかにされていく、可愛らしい女の子達の胸の内。
それまで真面目に生きてきた主人公が、初めてのドラッグ、初めての男の子に我を失い、崩れ落ちて行く様は痛い。自分一人では自分の心を支えきれない弱さが悲しい。
自分を堕としめながら、周りを引き摺り下ろしながらでも欲しいものに縋り付くその姿に、やっぱり女って怖いと身震い。
男性警官に向けられた言葉、「あなたにはわからない。だってあなたは男だから」この一言につきる。
良くも悪くも、よくある展開なのだけれど、なかなか真に迫る演技に魅せられる。
