ペコリンゴ

ポルノ☆スターへの道のペコリンゴのレビュー・感想・評価

ポルノ☆スターへの道(2011年製作の映画)
3.6
記録。
粗チ○が世のカップルの性生活を救う!童貞にしてアダルト映画賞12冠の男の選択とは。

アダム・サンドラー脚本、Rotten Tomatoes 2011年の最低点を記録した下ネタコメディムービー。

確かにこの上ないくらい低俗な映画。
だけど、ニック・スウォードソン演じるバッキーの、優しさと強烈さを兼ね備えたキャラクターと、少年の気持ちを思い起こさせてくれる下ネタの笑い、ちょっとだけ暖かい気持ちにさせてくれるラストを持つこの映画は、評論家の評価ほど悪いものではないと思う。

特段の努力も、さしたる挫折も無く、トントン拍子で成功していくサクセス・ストーリーは褒められたものではないのかもしれないし、心を揺さぶる感動も勿論無い。

しかしながら、いい意味での幼稚さはコメディとしてしっかり笑わせてもらえるものだったし、そもそも高尚さや感動を求める類の映画じゃなく、笑えればそれでイイ。そういった意味ではしっかり意義を果たしてると思うんだよなぁ。

まぁ当然笑いには好みがあるし、万人受けする笑いでは無いのも確かではあるんですけどね。

大好きなクリスティーナ・リッチが天使過ぎる役所を演じてるのも個人的な加点要素。ほんと女神。