ねぎおSTOPWAR

ドクターKのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

ドクターK(1998年製作の映画)
3.4
なんだこれはサスペンスミステリーか?医療ドラマか?はたまたSFか?
最も近く感じたのは「ウルトラセブン」😆
ナイトロケが多かったダークSF!そしてアオリUP多め!みたいな。

1998年製作。
何が古いってカメラの位置のバリエーション。
切り返さない美学?
端的に言ってカッコよくない。
妙にセリフで過去を説明したかと思うと、急激に意味不明な混乱状態。

植民地統治していた時代から、韓国映画への日本の影響は色濃いですが、日本映画史を重ねてみるといろいろ気付くこと多いんですよね。このあたりの日本映画ってほぼアニメの天下。
角川映画なんかが出てきて、テレビ全盛時代と言えどまだ元気な70年代から、黒澤さんもまだいた80年代。・・90年代になるとほぼDNA伝承が困難になってきました。

なんかね、今作観てると日本の80年代の空気を感じるんですよね。根岸吉太郎、相米信二・・時折 深作欣二みたいな。
いや、松田優作「アホーマンス」か?w

監督は「長沙里9.15」「極秘捜査」「チング永遠の絆」などのクァク・キョンテク。「暗数殺人」は脚本参加で、その監督キム・テギュン氏は今作の助監督です。「パラサイト」などの製作Pであるクァク・シネさんはキョンテクの妹さん。
・・しかし今作は彼の長編2作目で、やはり1998年製作だけあり・・・。

クァク・キョンテク、ぶっ飛んでます!
これは日本だとVシネだな。
一応ネタバレは避けますが、公式のあらすじに『超能力』ってあるから言っちゃうけど、巫堂ムーダンの家に生まれた超能力医師の話。わしは途中宇宙人かと思ったよ。

念のため脇役のキム・ヘスが鑑賞理由です。


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