Ryan

クライシス・オブ・アメリカのRyanのレビュー・感想・評価

2.8
デンゼルワシントンのイコライザー3が楽しみ。


ストーリー
湾岸戦争で英雄となったレイモンド・ショー。彼は政界入りも果たし、大物上院議員である母エレノアの強力な後ろ盾のもと、若くして副大統領候補にまで成り上がる。一方、そんなショーのテレビ演説を複雑な心境で見入る元上官のマルコ少佐。彼は最近、ショーが英雄となった戦闘時の悪夢にうなされていた。


主演 デンゼル・ワシントン
監督 ジョナサン・デミ


終始謎が謎ではない。
全体的に不穏な空気感と耐えられない現実感の空白を演技に活かしたデンゼルワシントンは流石にうまい。この手のデンゼルワシントンはパーフェクト。
しかし、物語がどうにもつまらない。
何故なら物語の展開や豪華なキャスト陣を見ればオチがなんとなく予想できてしまい、それを越えられないから。
そこに持って行かざるを得ないだろうなという一連の流れが確かに存在しており、伏線ではなくそれは流れでしかないからだ。

デンゼルワシントン、リーヴシュレイバー、メリルストリープ、ジョンヴォイト、ブレイク前のアンソニーマッキーやヴェラファーミガ等かなり豪華ではありながらメインどころが数人しかおらず、物語的な流れが汲み取れてしまう。
この手の汲み取りが可能な映画は良くない。
アクションにもサスペンスにもどちらにも踏み切れていない印象だから。
無駄なカットや意味のない言い回し、映像的急展開がありながらリアルに寄せようとしたりと割と無茶苦茶で終始楽しめなかった。
Ryan

Ryan