ENDO

運命の銃爪(ひきがね)/運命の引き金のENDOのレビュー・感想・評価

4.2
アーカンソー州スター・シティのド田舎で署長としてイキリまくるパクストン。厄ネタ2人組ソートン&ビーチの躊躇わない殺人に震え上がる。農薬噴霧用セスナが地平線の彼方に伸びる1本道を横切る時にバスが停まるタイミングに惚れ惚れする。気のいい兄貴風吹かすパクストンの重大なる過失は今ではとてもじゃないが許されないだろう。LAPDの舐め腐った態度もムカつく。ヒーローであるはずの公僕にも中指立ててくる感じがいい。原題:One False Moveとはわずかな過ちを犯す(または銃を突きつけられて動くな!と命令された状態から反抗的に動く)という意味だがその行為が犯罪者を呼び寄せるカルマとなる。渋すぎるハーモニカのみの劇伴で西部劇のように待ち伏せが功を奏する。ラストの死を間近にした曖昧さにやられる。大好きな1本でした!
ENDO

ENDO