BK477

NINJAのBK477のレビュー・感想・評価

NINJA(2009年製作の映画)
3.0
2012年に視聴。
期待していたよりは楽しめませんでした。
アクション/バイオレンスどちらを取っても同時期の「NINJA ASSASIN」の方が断然面白かったです。
この映画にネタバレもク○も無いと思います。
あるとすれば予告編がネタバレでしょうか。

なんというか、開始10分で全ての展開と結末まで読めるような、そういうタイプの作品です。

「ヨロイビツ=古の忍具の詰った箱」というのが出て来た瞬間に、誰しもがこう、思うはずです。
「どうせその服を主人公が着て、あのライバルっぽい人と戦うんだろ?」
(予告にも出てたし)
そうです。ヒネリも何もありません。
じゃあこの映画の見所は?というと、無くは無い。

見所1.「これが現代の忍者だ」
主人公のライバルが雇われの暗殺者として働く様や、その衣装がちょっと格好良いです。そしてその装備ですが暗視ゴーグル、刀、拳銃、投げナイフ、フラッシュバンなどそれなりに現代の忍者っぽい装備を使います。

見所2.「アクションシーン」
戦闘シーンは映画の随所にありますが、その中で特に面白いのは映画中盤の カフェ襲撃~地下鉄での戦い でしょうか。主人公の敵達が街中で乱射しまくったり、地下鉄でも問答無用で乱射しまくる様は、中々迫力があります。

最終決戦では主人公がオーソドックス忍者(という設定なんですが、モータルコンバットにしか見えません、ヌンチャクとか使うし)となり、
ライバル扮する現代の忍者と1対1で戦います。戦いはあれです。「心の目」を使うやつです。
(↑よく映画を見る人はこのヒントで想像できるはず)

あとは、全編通して主人公やヒロインのアクションも体を張っている所も見ごたえがあります。

個人的な見所
1.ライバルがフラッシュバンを使うシーンが、昔の特撮の様で感動しました。
2.主人公がまきびしを使うシーンに関心しました。

【総合:悪く言えば】
 実に微妙な映画です。暇つぶしにも成り得ますが、見なくても全く支障が無い、そんな映画。
【総合:良く言えば】
また一つ、海外の忍者映画が生まれました。

現代の忍者vs古の忍者の戦いが見られる点では貴重。忍者映画好きの方は見る価値が有るかも。
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