Same

ボトム・プレデター 地底に潜む生命体のSameのレビュー・感想・評価

2.4
ハダカネズミ男が地下道で小暴れするめちゃくちゃ小粒なB級モンスターホラー。
タイトルはかっこいいですよね、なんとなく。

【あらすじ】
細胞の修復能力が高い薬品を開発した博士は、全身に火傷を負ってしまった大富豪に誘われてとある屋敷に連れてこられる。火傷の跡も治せる可能性を秘めた研究であるので、大富豪の支援で薬品の研究を続けられると思ったが、自分の身体でその効能を試してみろや!ということでボコボコにされて銃で撃たれた後、薬を注入されて地下道に放置される。
万能薬のように思われるこの薬の欠点は、細胞が活性化され猛烈に食欲が湧くために手当たり次第に何でも口にしてしまうこと、口にした生物の特徴が体にとりこまれてしまうこと。博士は空腹のあまり近くにいたネズミを貪ってしまう…。

ハルクのせいですか?変身してもズボンだけは破けないのって笑
上半身の服が破け、むくむくクリーチャー化して、毛のないネズミっぽい顔の気持ち悪い姿になっちゃいますが、なんか弱そう。
ちゃんとズボン履いてるからかなあ?ダサいのって。でもなんというか映画の主役張れるデザインじゃない笑
設定としてはエイリアンみたいですよね。捕食した相手の特徴を取り込むとか。せっかくの設定なのにネズミって。ねずみ男ってなんかしょぼいなあ。
薬としてはものすごく欠陥ありますよ、これ人間のままでいるためには食人するしかないですよね?笑

主人公はこの地下道を清掃にきた清掃業者チーム。あとはねずみ男、大富豪の手下、清掃業者の3者が狭ーい地下セットの中で行ったり来たりするだけです。清掃業者の普通の冴えないおっさん(トム・サイズモアなんだけど驚くほどオーラが無い)が主人公なんですけど、何でこんなおっさんを主役にしたんだよ。
トム・サイズモアだと思ったら戦争映画の常連さんだから、過去に戦場にいた設定にはニヤッとはしたけどね。

でも冴えないおっさんとねずみ男の対決って全然テンション上がらないんですけど。

せめてクリーチャーだけでも派手なやつにして欲しかったなあー。
あ、でも最後の倒し方だけなんか急にグロくて失笑モノなので必見ですよ!
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