偶然にも父親と娘の絆を確かめるような映画が続いてしまった。
オープニング、フェラーリ爆走からホテルに移るBGMが良い。あぁこれは寂しい映画だ。定点カメラの長回しを多用して、観てる側がいたたまれなくなるくらいの空虚感を煽る演出が見事でした。孤独を抱えたセレブ男性がティーンの娘と過ごしたことで知った自身の姿とは。娘の最後の言葉でお金でも名声でも得られることの無かった気持ちに気付くジョニー。歩き出すジョニーは何処へ(Somewhere)向かうのか。スティーヴン・ドーフ演じるジョニーの哀愁漂う中年男っぷり、いい味出してました。
