再鑑賞。
前回親方キョンシーが暴れた町は廃墟となり、金じいさんらはキョンシー隊を連れて旅に出た。
『幽幻道士』シリーズの第３作目。
一応前作の直接の続編ではあるが、『来来！キョンシーズ』の登場人物であるトンボをはじめ、『来来！キョンシーズ』の設定（特にベビーキョンシーの性格）を交えた一種のパラレルワールドと取れる内容となっている。
これまでいた子供４人組の内、デッパとチビトラがはじめからおらず（修行の旅に出されたらしい）、トンボと言う新たな子供が登場。
チビクロやテンテンと仲が良く、まるで１作目からいた様な扱い。
こんな感じで、観客を置いてけぼり気味に突っ走る。
本作は『来来～』と平行して製作された作品であり、それゆえに作風もハッキリした子供向けとなっている。
『来来～』の作風が絡んでいるせいか、基本的に明るくコメディタッチではあるが、緊迫した展開も多少はある。
今回はキョンシーと言うよりむしろ道士対道士の戦いですね。
前半はふたたびキョンシーを盗もうとする悪いやつらとベビーキョンシーのいたずらに引っ掻き回される展開。
あまり見どころもなく少し退屈。
後半あたりのマーボーおばあさんが出てくるあたりから面白くなる。
また、本作では金おじいさんの過去を垣間見る事ができる内容となっている。
仮にも主人公の祖父が浮気で出来ちゃった婚ってのはどうなんだ…。
内容的には前作、前々作に比べてはるかに劣る気がします。
キョンシー映画だったはずが話が進めば進む程意味不明になり、終盤色々端折り過ぎでグダグダ。
全体的に作りがチープです。
ちなみに原題は『幽幻道士』で、実はこれが初めての幽幻道士だったりする。
