ベビーパウダー山崎

THE FALLSのベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

THE FALLS(1980年製作の映画)
2.5
三時間以上(異常)ある。出鱈目な人物たちの出鱈目な人生(ドキュメンタリー風)の断片をただ繋げていく出鱈目な映画。有り物の写真や映像に適当なナレーションを乗っけて、別の意味をもたらすのはモンティ・パイソン。というか、無意味な難癖つけて、それを延々と擦りまくり、そして、唐突に終了する、この全体の作りがモンティ・パイソンのスケッチっぽい。あと、アンディ・ウォーホルの実験映像みたいな匂いもあるにはある。
その創作(コンセプト)や切り口に特別刺激されることもないので、もうどうでもいいと割り切って、何かしら作業しながら、PC画面に流しっぱなしでも良いと思う。美術館にある映像作品とかと同じように、ちょっと見て休んで、又戻って再開するぐらいの付き合い方。なんなら鳥が飛ぶ画に人物の画(これまでの登場人物)を重ねたエンドロールは悪くないから、それだけ押さえれば単位は十分。無事卒業。