矢吹

映画と恋とウディ・アレンの矢吹のレビュー・感想・評価

映画と恋とウディ・アレン(2011年製作の映画)
3.8
映画と恋とウディアレン

恋については、やはりあまり語られずであった。
彼の映画と人生観についてはよく分かったし、彼の変遷もよく理解できたけれど、
彼と恋の関係性、つまり、映画と女性とウディアレンを期待していたほどは、全く掘り下げがなかった。これは勝手にやらせてもらうとして、映画と女性は彼にとって近い距離にあるということも、おぼろげに確信していける段階の前談にはなるのか。
A面とB面とするなら、映画と人生についてのA面。まあキャスティングと主演女優を美しく撮る由縁、また、彼の映画における軽快でありつつ濃厚な恋愛を男性女性双方から描ける理由が語られたといえば、結局切っても切り離せない話だなという感じ。まあ、女性に比べて男性の方はかなり彼本人に起因してる、まあせざるを得ないんだねど、なとは思う。
フォトセッションが今になって、あれなんだったんだという感じ、それ以外は特段違和感もないか。
とにかく、最高に負け芸を演じるのがうまい天才だなと無理やり気付かされる感じは、嫌々ながらも痛快だった。自分にとって。
なんにせよ前半のコメディアンてしての歴史も全然知らなかったからずっと面白かったな。
とにかく言いたいことは、スターダストメモリーの字幕版を出してくれ、U-NEXT。

作品と人を切り離すには、今の時代は時の流れが早すぎるんだろうな。
矢吹

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