HiroakiShimizu

ひまわりと子犬の7日間のHiroakiShimizuのレビュー・感想・評価

ひまわりと子犬の7日間(2013年製作の映画)
4.2
今日たまたまテレビで鑑賞。

昨日の食事中のこと。突然、3歳の息子が物心つくかつかないかの頃まで飼っていた猫のことを思い出して、大粒の涙を流して泣いた。

「あけみちゃんはどこに行ったの?」
「僕、あけみちゃんに会いたいよ」

5年前の土砂降りの雨の日に妻が拾ってきたボロボロの子猫に、私がノリであけみと名付けてそのままあけみちゃんは家族になった。それはまだ私たち夫婦がまだ家族になる前のこと。

それから妻が妊娠し、息子が誕生し、私たちは家族となった。

しかし、初めての慣れない子育てに、避妊をしていなかったあけみの発情期が重なり、愚かな私たち夫婦は悩んだ挙句にあけみを手放すという判断をした。ネットで募集した親切な里親の元にあけみは旅立った。

あの日、あけみちゃんはどんな気持ちだっただろう?今は幸せに暮らしてるのだろうか?

命とは何か。
親子とは何か。

太古の昔から脈々と繋がる親の強さと愛、その連鎖が今の自分をここに存在させてくれている。そして、私も人の親となった。

この映画に、人として、生き物として、命を繋ぐ者として、大切なことを思い出させて貰いました。

子供がもう少し大きくなったら絶対に見せたい映画。
HiroakiShimizu

HiroakiShimizu