神隠し。理解力なさすぎてずっとハテナ。。まじで最後の最後でなるほどーーーーー！
意外と社会派ーーーー！？

これは子供がいる人といない人で意見わかれるんじゃ、？正義とは？？？？

“子供達は一人も見つからなかった。”

炭鉱閉鎖により廃れてしまった街で子供が次々と消える事件が発生。人々はその正体を“トールマン”という怪物の仕業であると話していた。その迷信を信じないジュリアは、家から子供が連れ去られた事をきっかけに真相を暴いていく…。

“ゴーストランドの惨劇”が良すぎたので、パスカル・ロジェ監督が観たくて鑑賞。なるほど、綺麗に騙された。先入観や思い込みを巧みに扱った演出で、中盤からの展開には天地がひっくり返ったような気持ちに。社会的なメッセージも込められていてなかなかに面白かった。ネタバレできないので前情報なしでどうぞ。

• #マインドファック映画録

【ほら、ホラー、怖くないヨ】
第16弾！

「ゴーストランドの惨劇」で、初めてパスカル・ロジェの世界に触れて、次こそは「マーターズ」を！！と思っていたけど、どうにもグロそうで怖そうで二の足を踏みまくって、「トールマン」に寄り道〜。

前評判でグロくないと知っていたので、安心して鑑賞。

6年前に鉱山が閉鎖され、寂れた町コールド・ロックで、子供達が行方不明になる事件が次々と起きる。人々は正体不明の誘拐犯を"トールマン"と呼び、恐れていた。

主人公は、町の診療所の看護師、ジュリア（ジェシカ・ビール）。ある夜、愛息デヴィッドを目の前で拐われ、謎の誘拐犯"トールマン"を決死の覚悟で追う。

いやー、これは凄い。
これはネタバレ禁止。
お口にチャック。
手はお膝。

パスカル・ロジェ監督って、視点の切り替えが絶妙に上手い。

ある人物の視点で観ていた筈の物語が、
不穏な空気と共に、観客に疑念を与える。
「え、これって、もしかして…？」

その視点が変わる瞬間が面白い。
「ゴーストランドの惨劇」もまさにそれ。

トールマンに必死に食らいつく様に追い掛けるジュリアの姿に、子を想う強き母の決意の様なものを感じていた筈なのに。

中盤のダイナーに集う住民達がジュリアに投げかける視線の不自然さ、不穏な空気を感じた辺りで転調する物語に惹き込まれる。

何が子供達にとっての幸せなのかと考えずにはいられない、ラストシーンで観客に投げ掛けられたボールを、受け取ったは良いけれど、答えを見出せずにいる。

考察する余白が残されているのがいい。
何が正義で、何が悪か。
パスカル・ロジェは裁きを下す訳ではない。
観客に投げ掛ける所で止めているのは、好感が持てた。
どちらが正しいかは、観る人によって答えが違うだろうし、この映画の評価自体も賛否が分かれそう。

口のきけない少女を演じたジョデル・フェルランドが可愛い！！筆談だけの演技でも、しっかり爪痕を残していたのが印象的。

さぁ、次こそは「マーターズ」かな！！
…これ、前も言った。
本当に観れる日が来るのだろうか…。

• #2020akirunaway
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