霊や超能力の存在を騙って稼ぐ詐欺師を、科学の力で暴いていくという話かと思いきや、そういう側面はあるもののメインテーマはまったく別のところにあり、散りばめられた伏線が最後の視点変換でつながってアハ体験が得られる。
ガッツリと説明はしてくれないので、登場人物たちのセリフや行動から推測する部分も多いので少しモヤモヤするが、基本的にはよくできたストーリーだと思う。
多くの方の感想にあるように、有名俳優の無駄遣いを感じてしまう。もう少し名のしれていない俳優を起用していれば、隠れた名作的なポジションの作品として評価が高くなったのではないか？また、ジャンルとしてサイキックものなのかトリック解明ものなのかが分かりづらく、それも世間の評価にマイナス効果があるかも。
個人的には悪くなく、なかなか良かった。
