主演のキリアン・マーフィーが実に生き生きと演技してて素晴らしい。
しかも脇をロバート・デ・ニーロとシガニー・ウィーバーが固めている…。
豪華だ…。
大学で物理学を教えるマーガレット・マシスン博士(シガニー・ウィーバー)と助手のトム・バックリー(キリアン・マーフィー)は『超能力』を疑問視し、世間で『超能力者』と言われる人々の嘘を徹底的に見破ってきた。
1970年代、ユリ・ゲラーによるスプーン曲げと止まっていた時計を動かす念力が話題となって『超能力』が爆発的な人気を博したことを思い出す。
本作は伝説の超能力者の”真っ赤な嘘”を追い求める物理学者の息詰まる攻防を描いたサスペンスとなっている。
何と言っても、鬼才ロドリゴ・コルテスの監督/脚本。期待した。
【リミット】【アパートメント:143】は、いずれも”超おすすめ!”。
しかし残念ながら本作は、いま一つ…なのだった。
まあ、期待値が高すぎたからなのかもしれないが。
本作品の真実は『どんでん返し』となっている。
まさか、そうくるとは…といったところだ。
あっさり監督のワナにはまった訳だ。
本監督の他の作品に比べ劣り気味とは言え、十分に見応えのある作品なので、興味がある方は是非鑑賞あれ。