巨匠ルネ・クレールの描く軽妙洒脱なフランス喜劇。
上手いのはわかる。わかるのよ。
夢の比率がだんだん長くなっていくのとか、
どんどん混同していって裏返るのとか、
そして何よりも、あの現実世界の騒音をモチーフにした演奏会はアイディア含めてやばい。
でもな。
主人公とそれを甘やかす周囲の人間に嫌悪感しかない!!!!
現実を夢に近づけようという意志がなく、
ただダラダラと文句つけて逃避するタイプの男は個人的に無理やねん…
嫌悪感だけで90分見続けるのは、
精神衛生上良くない。見たけど。
最後のハッピーエンドだけはいくら何でも無理矢理すぎた。