ぞら

岳 -ガク-のぞらのネタバレレビュー・内容・結末

岳 -ガク-(2010年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

コブクロのエンディング曲に感動した
大自然って感じのBGMもかなり好み
三歩の「また山においでよ!」という台詞は凄いと感じた
山登りってともすれば危険なことに足突っ込んで救助求めるなんて非常識みたいな意見も聞くが、救助してくれた人にこの台詞を言われただけでどれだけ救われることか…!
映画の冒頭の掴みはバッチリだし、見終わった直後は壮大なものを観たな!と思えたのだが…
思い返せば突っ込みどころ満載ちゃうのん?っとなってしまった


三歩があれだけ人を助ける場面を1時間もかけて丁寧に描いていた
ここで私は勝手に後半はこの三歩を皆んなが命をかけて助けに行ってくれるものと思っていた
でなければこの映画で三歩を助けてくれる人がいないじゃないか
三歩が背負うものが大き過ぎやしないか?
山と同じだけの人々の想いをどうして三歩が引き受けなければならないのだろう…?
遺族にも何故三歩が謝らなきゃなんないの?
結局ラストも三歩は足を痛めながらどうやって救出したんだろう?
それとも何か
三歩は山そのものだから彼におんぶにだっこでいいと?
このままでは三歩は長生きできないのではないか?
父親を亡くした少年が三歩の後を引き継ぎかねないではないか
隊長の気持ちも責任感もわかるしどれだけ大変かもわかりたい
行きたいけど行けない、要救助者だけでなく救助隊の想いまで救うのが三歩なんだろうけど…
絶対意的に強い三歩に少し哀しさを覚えてしまった

ヒロインは実に人間らしい
ヘリおじさんにアマチュアと言われてしまうが、目の前の命を捨てきれずロープを切る場面と、救助者の足を切って最後まで足掻く姿は手に汗握った
が、病室に来た救助者の娘さんが真っ先に三歩に礼を言うって何⁉️
救助隊の人たちどんな伝え方してんの⁉️
んで三歩がヒロインをプロですっていうのおかしくね?
伏線回収的にはヘリおじさんがそのセリフ言って然りでね?アマチュアって言われた現場に三歩いたわけでねーし
ラスト結局ヘリおじさんでてこねーし!
娘さんが感謝するシーンもねーし!


皮は美味いけど中の餡イマイチの水餃子映画👍
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