え、天才では？90分ちょっとの物語で"恐怖"を題材にゴシックホラーの面白ろおかしさを詰め込み、それでいてその人々が恐怖するゴーストやゾンビこそノーマンの孤独を癒す存在とすることで、当たり前な恐怖に対する価値観を提示する。大人は恐怖を前にしたら子供だって吊し上げる、そんな不条理に対して子供達による解答。それはマイノリティへの深い愛情でいつの時代も疎外感や偏見に苦しむ誰かは居て、その人のため物語なのである。
ライカ作品の中でも一番大好きな作品でした。
二回目鑑賞追記
やはり"ゾンビは襲ってくる"という固定概念を覆す"村人にリンチさせるために強制で甦らせる"という設定は斬新すぎるし、ホラーの本質をメタ的に捉えた新しく語り直す価値あるテーマゆえだろう。
