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クレージー作戦 先手必勝のodyssのレビュー・感想・評価

クレージー作戦 先手必勝(1963年製作の映画)
2.0
【ちょっとショボイかな――クレージーキャッツの時代(その5)】

BS録画にて。

久松静児監督作品、1963年、96分。
クレージー・キャッツによる「クレージー作戦」シリーズの第一作。

クレージー・キャッツの7人がケンカなどの仲裁をする「まとめ屋」を作る、というお話。

植木等やクレージー・キャッツの映画では、しがないサラリーマンが壮大な計画を立てて・・・という筋書がわりに多いと思いますが、これは内容からして必然的にショボイ。俳優の顔ぶれは、当時としては豪華だったんですがねえ。

池内淳子が植木等の内縁の妻役。
淡路恵子が一癖あるバーのマダム役。
中尾ミエがアイデアを持ち込んで同社の社員になる女の子の役。なお彼女のフィアンセ役で最後に坂本九がカメオ出演しています。

いずれも悪くありませんが、この映画で目を惹くのは、後半、何代も続いた煎餅屋の移転問題で登場する孫娘役の上原ゆかり。
上原ゆかりと言えば、明治製菓のマーブル・チョコレートのCMなどで一世を風靡した子役ですが、ここでは祖父(柳家金語楼、これも懐かしい)の愛情を一身に集める可愛い孫娘役がぴったり。このときまだ6歳で幼稚園で言えば年長だったんですね。
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