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本陣殺人事件のkazu1961のレビュー・感想・評価

本陣殺人事件(1975年製作の映画)
3.6
▪️JP Title :「本陣殺人事件」
Original : ※※※
▪️First Release Year : 1975
▪️JP Release Date : 1975/09/27
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record : 2020-688 再鑑賞
🕰Running Time : 106分
▪️Director : 高林陽一
▪️Writer : 高林陽一
▪️MusicD : 大林宣彦
▪️Cast : 中尾彬、高村高廣、新田章、高沢順子、水原ゆう紀、村松英子
▪️Review
横溝正史の原作と、ATGならではの世界観が上手くマッチした作品だと思います。市川崑監督以降のエンタメ性はないものの、横溝小説ならではのディープ感を見事に表現しています。
本作は、1976年に製作された『犬神家の一族』による横溝小説の映画化ブームが起きる1年前にATGと高林陽一監督が製作した作品です。
高林監督ならではの耽美的な映像、そして大林宣彦が手がけている音楽は、原作のディープな雰囲気を巧く描くことに成功しています。モノクロの映像と、低音を活かした音響のマッチングが素晴らしいですね。
そして金田一耕助は中尾彬。配役自体は思ったよりマッチしていますが、なんせデニムのパッチワークベストにデニムのベルボトム、この探偵姿は違和感ありありでしたね(笑)。

物語は。。。
山間の集落、広い敷地のある一柳家は江戸時代から続く旧家でした。事件は長男の賢蔵と久保克子の婚礼の日、恙なく終わった式後の未明に起きました。離れに休んだ若夫婦の部屋から、克子の悲鳴があがったのです。駈け付けた家族が見たものは、日本刀で斬りつけられた克子と側に倒れる血まみれの賢蔵の姿でした。やがて旧知の克子の父親に依頼を受けた私立探偵・金田一耕助がやって来ます。複雑怪奇な人間模様に絡められたこの事件を、果たして金田一は解決することができるのか。。。

▪️Overview
横溝正史の同名推理小説の映画化で、地方の由緒正しい旧家で行った“密室殺人”を描いた推理映画。脚本・監督は「餓鬼草紙」の高林陽一、撮影は「子連れ狼 冥府魔道」の森田富士郎がそれぞれ担当。(引用:映画. com)
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