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ジュラシック・シャークのLCのレビュー・感想・評価

ジュラシック・シャーク(2012年製作の映画)
3.6
面白かった。

聞いてたんとちゃう!というのが主な感想。
アマプラで見放題日数残りわずかと知り、サメ映画に対する知見の深い者に「Z級だよ」と言われ、サメ映画大全でも「恐怖度★1 (MAXは★3)」であることを確認した。
これなら… 見られそう!

実際見て、確かにCGのところとか、がぶう、とされるところとか、そういうところは満点だった。痛くない、怖くない。最高。素敵。
サメに食べられた残骸がきちんと作り物だってわかる感じ、本当に素晴らしい。そこリアルにされるだけで見られなくなるからな!ありがとう!
ただ、緊迫感がずっと続いて、結構しっかり怖かった。
ボートの上と、水中の場面と、行ったりきたりするんだけど、そういう時にちゃんと世界の繋がりはあって、だから緊張できるんだと思う。怖いのはサメだけじゃないし。
陸で兄弟の死を嘆く者に「悲しい事故だったね」と言う女ボスが心底怖かった。
口元には微笑みをたたえて、両の眼は相手をガン見している。あんたや… あんたがサメのいるところへその人を行かせたんや… ひいぃ…

終盤で何かが覚醒するお姉さんが頼もしくて仕方なかった。
水中には私が行くから、あなたはダイナマイト投げて。そう友人にお願いされた時に「私も投げるのって下手なんだけど」と言ったのは、それまでずっと私自身が緊張状態にあったからだと思うけど、すっごく面白かった。笑った。
ちょっと前の場面で、石を見事に投げてるんだもの。抜群のエイムだもの。

作りが荒くてツッコミどころ満載なんだな、と思って見てみたら、ちゃんとした作品やないか!こえぇ… となった。
本当に、聞いてたんとちゃう!
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