Emi

デスビリヤードのEmiのレビュー・感想・評価

デスビリヤード(2013年製作の映画)
3.5
アニメーション
「ここがどこなのかという問いには答えられません」「これよりおふたりにはゲームをしていただきます」「ゲームは命を懸けて行っていただきます」
強制的にルールを課せられた2人。やがて剥き出しになる人間の本性。デスゲームの果てに待ち受けるものは何か。

立川譲監督作品。
「人間なんて国、親、性別、生まれた時点で平等なんてない」。なんて口に出しちゃいけないようなことを叫ぶ男。
天国か地獄か、人がどう生きてきたかによって決まる、という誰しもがなんとなく抱いているありもしない既成事実の上に成り立っているストーリー。
2人の走馬灯からどちらが天国に行くのか、地獄に行くのかを見る側に考えさせる。
短編だからこそ想像力が試される、先が知りたくなる終わり方。
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