キャタピー

魔女と呼ばれた少女のキャタピーのレビュー・感想・評価

魔女と呼ばれた少女(2012年製作の映画)
3.8
亡霊を見てしまうことで、魔女として持ち上げられた少女。特別な力を持っているとされて過酷な道を辿ることになったけれど、たぶん、この子の感覚の方が正常。

両親を自分の手で殺して、敵とされる人々を殺して、これらの人間の亡霊に苦しめられる。幻覚を見るほどに病んでしまっても、生きることを諦めなかった。幸せを掴もうとした。強いな。

幻覚に苦しめられるよりも心を失うことを選んでしまう人が多いと思う。人を殺す機械のようになってしまう少年兵が多くいたはずの世界で、強く生き延びた。
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