YAZ

街燈のYAZのレビュー・感想・評価

街燈(1957年製作の映画)
4.2
銀座舞台なロマンチック
コメディ観る

落した定期券から始まる
二組の恋物語
男が落して女が拾う
ゲームのような一種のナンパ
なんですけど、その出会いに
一捻りアリでなかなか良いです

面白かった
相関図を書きたいぐらいにイロイロ
な人が登場する群像劇でもあります
二組の恋も当然一つの物語に
会話のテンポと欧米的な乾いた距離感
が独特です

恋物語は今で言うアラサー女子が年下
の男の子とみたいな構図
パトロン持ちながらブティック経営
する経験豊富そうな女性が経験少なめ
な友人に恋のアドバイスを
この辺もユーモアたっぷりで嫌な感じ
ゼロです

森英恵デザインの女性陣の衣装も
かなりオシャレ
ロケ多めな銀座も古いヨーロッパの
ような街並みで絵になる
ロマンティックばかりでもなく夜の
銀座でノワールのようなシーンもあり
で贅沢に楽しめる映画であります

監督中平康
YAZ

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