ちょ、待って。
本作に出演しているマーク・ストロングって、スタンリー・トゥッチと別人だった!!
いや、わかっていた。
いや、わかっていたか!?
「キングスマン」に出ていたの、どっちだっけ?
→マーク・ストロング。
「プラダを着た悪魔」に出ていたの、どっちだっけ?
→スタンリー・トゥッチ。
冷静になればわかるんだけど、
実は区別がついていなかった気がする…。
恥ずかしい…。
おハゲなシルエットが完全に一致しているし、後ろ姿なら絶対間違えて声掛けるレベル。いや、声掛ける程の仲良しじゃない。その名の通り強そうなのがマーク・ストロングで、優しい顔立ちをしているのがスタンリー・トゥッチね。
という事で、あらすじいきまーす。
トラブルに巻き込まれた息子を救う為、大物犯罪者ジェイコブ・スターンウッド(マーク・ストロング)が、潜伏先からロンドンへと戻ってきた。捜査官マックス(ジェームズ・マカヴォイ)にとって、ジェイコブはかつて深い傷を負わされた因縁の相手。やがて彼らは、自分達を巻き込む巨大な陰謀を知り、一時的に手を結び共闘する事に—— 。
3年前、逮捕目前まで追い詰めたのに返り討ちに遭ってしまった因縁の相手、ジェイコブを執念で追うマックスの姿が印象的。かつてジェイコブに撃たれた膝が痛そう。膝に水が溜まるから注射で水を抜かなきゃならないの、地味に辛い。
ジェームズ・マカヴォイは、アクションの主演として十分に映えるルックスだし、トラウマを抱えた主人公をよく演じていたと思う。
ただ、「この主人公、過去を引きずって色々拗らせてますよー」という内面の見せ方が些か露骨で、演出があまり上手くない印象。
相棒の女性刑事サラを演じるは、アンドレア・ライズボロー。「ナンシー」でボサボサヘアーにノーメイクだった人。あくまで仕事の上でのパートナーであるマックスと…チュウ…するの!?しないの!?のドキドキシーンあり。
実は銃規制が厳しいイギリス。
警察といえど、常時銃を携帯出来る訳ではないというのが、ストーリーの勘所。いまいち派手さに欠けるのは、いざという時に丸腰なイギリスが舞台だからかな?
敵と一時休戦しての協力体制。
因縁の相手とのバディ関係は胸アツ!!
ルパンと銭形のとっつぁん的な、ね。
あの2人は仲良し過ぎるが。
マックスとジェイコブの共通の敵となる組織の1人は、お婆ちゃんと2人暮らし。何これ、ほっこりするんですけど。
マックス達が、敵の友達だと騙ってお婆ちゃんを人質にとるシーン、好き。「お友達来てるよ」って、お婆ちゃん気付いていないの。後ろ見て。銃を頭に突きつけられとるよ。振り向かれたら困るから、お紅茶を淹れようとするお婆ちゃんを必死で止める面々とか笑う。
個人的にはイギリス推しなので楽しめたけど、アクション映画としては地味で暗め。
普通には楽しめるので、
普通に楽しみたい時に
お紅茶と一緒にどうぞ。