2012年、ブランドン・ナット監督によるアクション・スリラー。
国際的な犯罪組織「トライブ」の捜査を担当するCIAのエージェント、ポール・ロスは組織によって仲間を殺害された上、お役御免に。
一方、大企業リーブ社を経営するブルース・リーブは米国証券取引委員会の聴聞に参加するため、重役とともにプライベート・ジェットに乗り込みます。
そのリーブ氏をトライブが狙っているという情報を入手したポールは危険を知らせに向かうのですが、機内には元婚約者オリヴィアさんがおられまして、結局、同乗することに。そしてタイトル通り、ハイジャック事件が発生、彼らの運命や如何に、といったお話。
主人公ポール・ロスを演じるのは元UFC王者、ランディ・クートゥアさん。『エクスペンダブルズ』にもご出演されておりました。
ただ、本作ではクリケットバットで殴打したり、ハイジャック犯にマウントを取られたり、元総合格闘家とは思えない闘いぶり。「能ある鷹は爪を隠す」ということかも知れません。
原題は"Hijacked"なのですが、邦題は『ハイジャッキング』。過去分詞を現在分詞に変えるとは、なかなか大胆な真似を、と思ったものの、これは動名詞なんでしょうね、きっと。
いえ、もちろん、どちらでも構いません。